「 バ イ オ ク リ マ 」 とは?

 ここでいう「バイオ」は「bio」で、「生命、生物」のことを意味する接頭語で、「クリマ」とは「気候」「気象」を意味するドイツ語です。このように「バイオクリマ」は英語とドイツ語の造語ですが、直訳すると「生物と気候」となります。したがってバイオクリマ研究会は「生物気候研究会」と言い換えることができます。

 当研究会に関係する学問分野に Bioclimatology(バイオクライマトロジー、生物気候学)があります。生物気候学は,季節変化以上の時間スケールで生物圏と地球大気の相互関係を学際的に研究する学際的な分野です(ウィキペディア(英語)より)。

 もう一つ当研究会に関係する学問分野にBiometeorology(バイオメテオロロジー、生気象学)があります。こちらの方は、気象変化が人間をはじめとした生物に与える影響を研究する学問です。気象学および生態学の一分野で、医学、衛生などにも強い関連性があります。 気象がもつ物理的・化学的な特性が作り出す環境は、人間、動物、植物に大きな影響を与えます。大きなものとして健康への影響が挙げられ、高温多湿による熱中症、低温による凍傷や低体温症などの極端なものから、湿度や気温のバランスによる快適度、農業気象、洗濯物の乾きやすさまでをも扱い、生活にかかわる身近な事象も取り上げます(ウィキペディア(英語)より)。

 細かく言えば2つの学問分野には以上のような違いがありますが、当研究会は両学問分野のテーマを取り上げ、生物圏特に人間と気象現象との関連を,衣食住の日常環境と合わせて広く探っていこうとする団体です。

健康気象アドバイザーについて

研究会について~設立趣意」にも示しましたが、当研究会は広く公益に寄与することを目的とし、社会に貢献するために、バイオクリマについての情報を普及させる為にNPO団体となりました。その目的を果たす手段として、健康気象アドバイサー認定講座を開催しています。

 健康気象アドバイザーとは【 人の健康と「気象・季節・気候」の関係性についてのアドバイザー 】という意味です。