設立趣意
気温や湿度の変化は、私達に快適である、あるいは不快であると感じさせるだけではなく、健康にも大きな影響を与えております。例えば、2007年には埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市で40.9℃を観測、国内最高気温の記録を実に74年ぶりに塗り替えました。それに伴い、猛暑による犠牲者も相次ぎ、熱中症による死者は、熊谷市で81歳女性が死亡したのをはじめ5都府県で計11人にも上りました。
気候、気象の変化は、直接人体に影響を与えるだけではなく、今まではあまり見られなかった集中豪雨や、それによる洪水・泥流による被害、台風の大型化、各地で発生している竜巻による被害、あるいは干ばつによる農作物への被害や、砂漠化の急速な進行、冬季の降雪不足による農業用水の不足など、直接的・間接的に人体や生態系に対し影響を与えております。
こうした状況は、地球の温暖化の更なる進行により、今後ますます強まっていく傾向あり、気温・気候による健康被害を予防し、環境への影響を抑えるためには、気温・気候の変化と健康・環境への影響を調査・研究して行くと共に、より多くの方々に対して、気温・気候の変化と健康・環境への影響について知り、興味を持っていただく必要があります。
そこで私達は、広く一般市民に対し、気象・気候及び環境についての調査・研究及び情報の提供に関する事業、講演会・講習会の企画・開催に関する事業、環境の保全に関する事業を行い、気温・気候の変化と健康・環境との影響、都市環境の変化とその影響について調査・研究し、多くの方々に、気温・気候の変化による疾病とその予防方法、環境への影響について普及・啓発すると共に、植樹や屋上緑化運動など、都市部の緑化推進活動を行い、社会教育と環境保全の推進を図ります。
また、健康気象アドバイザーの育成・養成及び資格認定に関する事業を行い、健康で快適な生活を送るための最適な気温・気候等に対する的確な指導を行うことの出来る健康気象アドバイザーを育成・養成し、資格認定を行うことによって、より多くの方々が安心して、健康で快適な生活を送るための指導を受けることの出来る環境の整備をして行きます。
更に、海外及び国内の気象・気候・環境等についての調査・研究を行っている個人・団体に対する連絡・協力及び支援に関する事業を行い、世界各国における気象・環境等に関する知識や技術の向上と、情報・技術の共有をすることによって、世界的な規模での健康増進、環境の保全を目指します。
開設にあたっては、契約締結の面など事業の遂行上法人格が必要となり、積極的に情報公開することで社会的信用を高めていくことができる特定非営利活動法人が最適と考え、特定非営利活動法人バイオクリマ研究会を設立することにしました。
当法人は、広く一般市民に対して、気象・気候及び環境についての講演会・講習会の企画・開催、調査・研究及び情報に関する事業、健康気象アドバイザーの育成・養成及び資格認定に関する事業等を行い、健康の増進と環境の保全を図り、広く公益に寄与することを目的とし、社会に貢献していきたいと考えております。
平成20年3月1日
BioClima Research Committee
特定非営利活動法人 バイオクリマ研究会
設立代表者 稲葉 裕
活動実績等:「団体の歩み」
組織・役員 (令和5年6月~)
(島根大学 名誉教授)
(関東学院大学 准教授)
(大同大学 教授)
(公立鳥取環境大学 准教授)