体験型セミナーを開催しました

2019年3月2日 土曜日の午後、横浜市鶴見区にて、第11期の研究セミナーを初めての体験型企画として開催致しました。

参加者数は運営スタッフや理事を除いて14名と、開催告知から1ヶ月後の開催と間もなかったにもかかわらず集まって戴けました。今後はもっと早いタイミングでお知らせできるよう改善に努めます。

催事の前半パートに当たる見学会では、すてきナイスグループ株式会社様が横浜市と慶應義塾大学との産官学連携で造られた施設「スマートウェルネス体感パビリオン」を見学させて戴きました。

施設のガイドさんに案内、分かり易くご説明戴きながら、参加者の皆様には屋内環境が建材や構造でどのように異なるものなのかを体感戴けかと存じます。今回参加戴いた皆様にも本施設は好評でした!

なお、本施設は一般の方にも無料開放されており、休日も開館しておりますので、ご興味が湧いた方は是非一度、ご訪問して体感して戴ければと存じます。

パビリオン施設内の多くは撮影禁止ですが、今回は特別に許可を戴いて撮影、掲載させて戴きました。すてきナイスグループさま、本当に色々とお世話になりました
m(_ _)m

そして見学会を終了後には場所を移動して、催事後半パートに当たる温熱環境測定体験会に内容を変え、橋本剛先生(筑波大学 准教授)兼子明也先生(関東学院大学 准教授)に温熱環境の測定機器とその測り方の留意事項について御解説戴いた後に、会場に複数設けられた観測点の温熱環境状態を記録戴き、評価作業を体感戴きました。

画像右の手前側から、アスマン通風乾湿計、オーガスト乾湿計、グローブ(黒球)温度計、そして橋本先生と兼子先生です。その他に温湿度測定ロガーでの測定や、放射温度計も使って天井表面温度、床表面温度も測定したりしました。

参加された方々は、調査研究用の機器で測定する機会はないためか、「たかが気温測定、されど気温測定」などと緊張感を帯びながら計測を楽しんで戴けてるご様子でした。また各測器から読値した後は、それぞれのWBGTを算出し、各測器の特性や「状態を測る」ということについてを体感、実感をして戴けたかと存じます。

最後に、参加者の方から頂戴した所感をご紹介させて戴きます。
「数字になれば信じてしまいますが、そこに至る過程を理解することの重要性がわかりました」情報の伝え手としても、情報の受け手としても重要なポイントを簡潔な言葉で表現戴きました。企画開催した冥利につきる御言葉をありがとうございました。最後は、参加者一同での記念写真を撮らせて戴きました